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TSUZAKIレポート

イチローズモルトセミナー★イチローズモルトとは?

◆ 秩父蒸留所について       ◆ モルト造り体験記         ◆ ウイスキーの仕込み 粉砕~マッシング      ◆ 発酵~蒸留            ◆ ミドルカット~熟成         ◆ テイスティングタイム 秩父ニューボーン     ◆ 樽を求めて三千里    ◆ 本邦初公開! ファイナルビンテージ・オブ・ハニュウ     ◆ 樽材を求めて ◆ 我々のやっていること

イチローズモルトセミナー wwa受賞   みなさん、こんにちは。有限会社 津崎商事の宇戸田と申します。よろしくお願いいたします。

まず、ベンチャーウイスキーと肥土 伊知郎 さんのご説明をさせていただきたいと思います。現在2007年から4年間連続でWWA、ワールド・ウイスキー・アワードを受賞されております。

そのベンチャーウイスキー社の社長でいらっしゃるのが肥土伊知郎(あくと いちろう)さんです。 

私どもの力量不足もございまして、お取扱させていただいておりますイチローズモルトのほぼ8割程度は東京や大阪に出荷しておりまして、九州でのお取扱は2割程度となっております。

まだまだ、皆様方のお店の棚にたくさん並んでいる状況ではございませんので、ぜひこの機会に肥土さんの熱い思いに触れていただいてお取扱を検討していただければと思います。

それでは、肥土さん、どうぞよろしくお願いいたします。

イチローズモルトセミナー 肥土氏みなさん、こんにちは。秩父蒸留所から参りました肥土伊知郎と申します。どうぞ本日はよろしくお願いいたします。

すごいですね!こんなにたくさんの方にお集まりいただけるとは!とちょっとびっくりいたしております。

セミナーが終わった後にでも分からないことであったり、聞きたいこともあろうかと思いますので、今日一日いろんなお話がみなさんとできればと思っております。

さきほどパンフレットを拝見させていただいたんですが、私ですら手に入らないようなレアなものがあるのにちょっとびっくりいたしております。これを見ると、そういう人を育てたわけではないのですが、今『イチローズモルトコレクター』と呼ばれるような方もいらっしゃいましてですね、全種類集めようというような方が見たらびっくりするようなボトルも入っているので「すごいな!」とびっくりしております。

それでは、本日はイチローズモルトと秩父蒸留所について解説をしながらそのところどころで皆さまの目の前にあります4種類ですけども解説をしていきながらご試飲なんかをしていただこうと思っております。そんな感じで進めさせていただきますがよろしいですかね?それでは、ご説明していきます。

まず、「イチローズモルトって何なの?」というところからお話していこうと思います。

多分お客様から「野球と関係あるんですか?」と聞かれることもあるかもしれません。

イチローズモルト ジャックオブダイヤモンズイチローズモルト エイトオブスペーズイチローズモルト ダイヤイチローズモルト クラブ
↑ イチローズモルトの人気シリーズ【カードシリーズ】の初期の名品たち

実際には私の名前を冠したものなんですが、当初、現在売っているイチローズモルトのほとんどが羽生蒸留所、埼玉県の羽生市にある私の祖父が作りまして、父が経営者だったんですが、こちらを使っております。

その蒸留所なんですけども、2000年に経営危機を迎えまして、蒸留も2000年が最後になっております。2004年にはオーナーが変わりまして、完全に肥土家から羽生に変わってしまったという状況です。

ただ、新しいオーナーさんはウイスキーに興味がなくてですね、元々造り酒屋さんだったんですけど、そういった日本酒ですとか焼酎ですとかワイン、リキュール、スピリッツには興味があるけれども、ウイスキーのように時間がかかるビジネスは良く分からないということで設備を取り外して廃棄をするということになりました。

それから、残されていた原酒、中には20年以上熟成させた、まさに手塩にかけた子供のような原酒が存在しておりましたが、それも期限を決めて廃棄をするというような決定をされました。

そこで、私が独立してイチローズモルトと言うブランドを立ち上げました。実は私、元々サントリーでお世話になったことがあるんですけれども、そいういったところにもお願いして原酒を引き取っていただけないだろうか、廃棄されるくらいだったら何とか救いたいといろんなところに当たったんですけども、まず、大手さんは無理ですね。

ベンチャーウイスキー イチローズモルトセミナー 会場の様子ただでさえ、在庫は減らせといわれている中で、人のウイスキーを預かるような余裕はないんですね。それに、ウイスキーの免許を持っているところがあまりなかったということもあり諦めかけていたのですが、東北の造り酒屋さんで、ウイスキー免許を持っている笹の川酒造さんの社長さんに事情を話しましたら、

「それは業界の損失だ」

と言ってくださいまして、その原酒が東北のコオリヤマに行って今、製品化されています。社長は山口さんとおっしゃるんですが、山口さんには本当にお世話になっておりまして、足を向けて眠れない!と言う気がいたします。

そして、この後ですね、ウイスキー作りに携わりました蒸留所がございます。軽井沢はですね、2000年に最後の蒸留を終えてそれまでずっと止まってたんですね。実はバーで飲んでたら当時メルシャンさんだったんですが、メルシャンさんの役員さんが隣にいたんです。それで、ウイスキーの話を色々して、実は2000年から造っていなくて、彼の言葉をそのまま言いますと、

「俺もウイスキー作りには思い入れがある。実際に自分でもスプリングバンク蒸留所とかに行って軽井沢の運営をやってきたくらいものすごい好きだ。ただ会社の決定でウイスキーは造らないということになってしまったけれども、だれかがそこで作ったウイスキーを買ってくれるということになったら、それは正当な商行為だから会社も認めてくれるんだよな。」とおっしゃってました。

「じゃあ、私がそのニュースピリッツを買いますから、ぜひ動かしてください。ただ、条件として一ヶ月間だけそこで働かしてください。自分でウイスキー作りに携わらせてください。」

とお願いしました。

といいいますのも、2004年に閉鎖した羽生蒸留所になってしまいましたけれども、やっぱりウイスキーというのは過去の人たちが作ったものを今私たちが愉しんでいるわけですね。ですから、「イチローズモルトとして自分がウイスキーを売らせていただいている以上、自分もいつかはウイスキー作りを再開して、それを未来に羽ばたかせていたなければならない。」そういう思いをすごく持っていました。いつできるかは正直わかりませんでしたけれども、絶対にどこかで働いて、表の見学コースから見えるところだけじゃなくて、その裏方の仕事をもう一度一から習得したいということで、軽井沢で働かせていただくことができました。

イチローズモルトセミナー ベンリアック蒸留所

2007年にはベンリアック蒸留所に当社のスタッフと一緒に行きまして、やはり同じ条件で、「ニュースピリッツを買い取るから働かせてくれ」ということでベンリアックでも働かせていただきました。

そして、おかげさまで2008年の2月に秩父蒸留所で免許が下りまして、ウイスキー作りを再開させていただくことができました。

このようにですね、私が過去から現在にかけてウイスキー作りに携わったことなんですが、今造っているウイスキーを10年、20年後、できれば30年後に、ここにいらっしゃる皆様と飲めたら自分の人生はいい人生だったんじゃないかなと思います。

羽生蒸留所から秩父蒸留所までをつないできたのがイチローズモルトと言うブランドだという思いでこのブランド名を決めました。

イチローズイチローズモルトセミナー 建設中の秩父蒸留所秩父にてポットスチル

肥土氏が心血を注いで一から作り上げてきた秩父蒸留所。(左)ポットスチルが運び込まれる様子 (中)建設中の秩父蒸留所 (右)稼働中の秩父蒸留所のポットスチル 

実は、酒税の関係上監督官庁は税務署になるのですが、税務署からウイスキーの醸造免許が降りる前から秩父蒸留所の建設を始め、「もし降りなかったらどうするんですか?」という問いに「その時はその時です。なんとかしてウイスキーの蒸留はしますけどね。」とおっしゃっていた肥土氏。人生の酸いも甘いも知り尽くした方だからこその逞しさとウイスキー造りに懸ける情熱を感じました。一度やると決めたこと、やりたいと思ったことをとことん探求して実行するその行動力は目を見張ります。淡々としていながらとてつもない強さを感じさせる稀有な人物です。

◆ 秩父蒸留所について       ◆ モルト造り体験記         ◆ ウイスキーの仕込み 粉砕~マッシング      ◆ 発酵~蒸留            ◆ ミドルカット~熟成         ◆ テイスティングタイム 秩父ニューボーン     ◆ 樽を求めて三千里    ◆ 本邦初公開! ファイナルビンテージ・オブ・ハニュウ     ◆ 樽材を求めて ◆ 我々のやっていること

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