アンリ・ジローは、シャンパーニュはアイ村にて17世紀からの長い歴史を誇る生産者ですが、他のグラン・メゾンの華やかな知名度に比べると、その名前はひっそりと欧州のシャンパーニュ通のみに知られ程度のものでした。
しかしながら、イギリスやモナコなどの王室御用達という品質は段々と国外にも知れ渡ることとなり、近年では日本でも雑誌などで大々的にスポットを浴びるなどして、国内のシャンパーニュ・ファンの心を次々と鷲掴みにしていったのです。
こちらはシャルドネ100%で醸される白ワイン「コトー・シャンプノワ」。シャンパーニュメゾンが造る希少なスティルワインとあって、シャンパーニュの名士たちによる「アナザー・バージョン」的な存在としてワインラヴァー達の胸をときめかせているアイテムです。
アイ村のグランクリュのシャルドネとアルゴンヌ産オークの新樽を100%使用。豊潤なアロマはほかのコトー・シャンプノワ・ブランとは一線を画すアンリ・ジローの個性が際立つ1本です。流麗で力強く繊細な味わいは、石灰岩質土壌で収穫されたブドウからの軽い苦みと樽熟成から得られたタンニンとの見事な調和によって生み出され、土壌からのミネラル成分が一段と奥深い味わいを引き出しています。