スカーレットは、日本の緋色(ひいろ)のことでコチニール貝殻虫から抽出された動物性の色の名称。
1800年代のアマーロのレシピ等を参考に、20種類以上のボタニカルを用いているが、何処か日本らしさが感じられるのは、日本で生まれた草根木皮を使用しているからだろう。
今回がBATCH#5となるSCARLET Cask Marriageは、草根木皮が織りなすボタニカルレシピのベースは残しつつも、原酒のブレンド比率を微調整。BATCH#1〜4よりもさらに長い約10ヶ月間のマリッジが施され、度数はあえて少し高めに仕上げられています。
オールドリキュールに感じられるボタニカルと甘さの一体感、樽熟成が生み出す複雑なボディがバランス良く表現されている。スモールバッチならではの細かな香味の違いはクラフトならではの真骨頂。進化し続けるSCARLETを体感して欲しい。
【ボタニカル】
草: レモンバーム、ゴールデンベリースプラウト、セージetc..
根: ウコギ、ススキ、スイバ、アンゼリカetc..
木: シナモンetc..
皮: ゆず、ブラッドオレンジetc..
20種類以上のボタニカルを使用。
【熟成(マリッジ)→瓶詰】
ジャパニーズウィスキーの空樽を使用し、築後100年以上の日本の伝統的な土蔵にて熟成。複数の樽で熟成された原酒をブレンド、1バッチ1,000本に満たないスモールバッチのクラフト規模をベースに瓶詰が行われている。
【テイスティングノート】
コチニールとオークが融合したアンバーカラー。ビターチョコレートとバニラ、少しのメンソールとタバコ、ビターオレンジ。アフターにリッチなオーク感。旨味の優しいアマーロ。