銀座のラム専門店・Bar Lampの記念すべき20周年アニバーサリーボトルに選ばれたのは、蒸留所名非表記のハイチラム原酒です。
20年熟成の1樽は同店オーナーの中山氏にとっても由縁の深い蒸溜所で生み出された貴重な存在となります。
以下、Bar Lamp オーナーバーテンダー中山氏のコメントです。
私がラムに深く傾倒するキッカケとなったハイチのラム・バルバンクール。
弊店10周年の際 初めてプライベートボトリングをしたのがバルバンクールでして、今回20周年記念も同じくバルバンクール20年物をと思いましたが世界的なラムブームの昨今の中 難儀致しましたがなんとか良いカスクに出会いリリースする事となりました。
トロピカル熟成4年・コンチネンタル熟成16年となりオフィシャルのよりアルコール感も強く残りつつ芳醇な甘さでキレのよい余韻の為 続けて口にしてしまう味わいです。
ラベルは明治の洋画家 藤島武二さんの孫 藤島祥枝さんにお願い致しました。
熟成におけるエンジェルシェアを写真の現像のゆらぎを生かしたものを表現した絵を描いて頂きました。
【 テイスティングコメント 】
繊細なアロマが広がり、トロピカルフルーツの軽いムスクのような香り、マンゴスチン、青バナナのような香りもあり、それらすべてが甘く豊かな麦芽糖と蜂蜜の結晶のような層で覆われている。 時間が経つにつれて、オレンジの花、アプリコット、青いマンゴーと熟したマンゴーが混ざり合う。 少し青っぽく、缶詰のライチや白いドラゴンフルーツもきて 果実味はまとまっており、その層は繊細でありながら、時間が経てばわかるほどはっきりとしているく。 麝香のような、エステルのような、甘い、酸味のある、ピリッとした、エキゾチックな、多次元的な果実味。