「ニンカシ」はフランスのリヨン近郊にあるニンカシ蒸留所が作るシングルモルトウイスキーです。
ニンカシ蒸留所は中規模のクラフトブルワリーとして事業をスタートさせました。その後ジン、ウオッカやウイスキーの生産を始めてその業容を拡大し、このシングルモルトウイスキーの発売に至りました。
そんなニンカシの蒸留所長であるアルバン・ペレ氏に依頼をしてシングルカスク用サンプルを取り寄せ、テイスティングを重ねた末に選ばれたのがこのコニャック樽です。
カスクストレングスで瓶詰めすることにより、通常品のシャルドネ樽よりもよりボディの太いシングルモルトに仕上がりました。
5年熟成なのでやや若いテクスチャーもありますが、カスクストレングスのパンチあるボディに、ライトなスモークにコニャック樽熟成で甘いグラッパのようなニュアンスもあって面白いです!
尚、ラベル上に記載のある「LAB 009」はシングルカスク用のブランド名で、LAB は研究室(LABORATORY)、009は通算9回目のシングルカスクリリースという意味です。
【テイスティングノート】
香りはモルティ、食パン、バニラ、奥にマスカット、ライトなスモーク、ボディはホットでシャープなインパクト、グラッパ、アニス、ライトなスモーク、奥からヤングコニャックの甘み、フィニッシュはスモークとタンニンのビターが長く続く。